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タイの交通事故数と死亡数:日本の20倍以上!

年間1万6400の事故発生件数

タイ内務省は、2019年12月27日から2020年1月2日における交通事故発生件数が3421件となり、これによる死亡者数が373人、負傷者数が3499人確認されたと発表しました。交通事故原因で最も多かったのが飲酒運転とスピード違反。車とオートバイが関与した事故が83%を占めた。またこの7日間で23万人が法令違反で逮捕され、そのうちヘルメットをしていなかったのが5万6447人、無免許運転が5万1686人だった。内務省は、交通事故による死亡者の数が5年連続で減少したことを評価する一方、陸運局が設定した人口10万人当たりの交通事故死者数を10人未満(タイ総人口は6640万人なので6640人未満)にする目標に向けて再発防止策を実施していくとした。

タイの交通死亡事故発生件数は年間約1万6400件(1日平均45件)と言われています。中でも、帰省ラッシュとなる年末と4月のタイ正月の期間に多発します。今回の7日間も1日平均53件という残念な結果でした。

「郷に入りては郷に従え」ではない

これがどれくらい恐ろしいことなのか。タイに住んでいる日本人はしっかり認識しておく必要があります。法令違反で捕まったのが23万人ですから(ここまで多いと本当なのか疑いたくなりますけど)、その何倍もの人が捕まらずに危険運転していたということです。私は都内をほぼ毎日運転していますが、軽い衝突事故ぐらいなら、3日に1回ぐらいのペースで見かけます。そしてこの統計通り、バイクが関与した事故が多いです。バイクタクシーの利用は気をつけてください。渋滞時の移動には便利ですが、車の間を猛スピードで通り抜けて膝を車にぶつけたり、急発進のはずみで後ろに転落して怪我を負った人(もう少しで後ろの車に轢かれるところでした)も過去に見たことがあります。道路を渡るときは、例え一方通行の道でも必ず左右安全を確認してください。バイクは普通に逆走しています。また自分で車を運転される方は、危険な追い越しや割り込みをされてカッとした体験が少なからずあると思いますが、ここは外国です。自分は外国にいる外国人であることを再認識して、危険運転をする車やバイクからは距離を置くのがベストです(銃を所持している人も少なくありませんから)。「郷に入りては郷に従え」ではないこともある。普段は優しいタイ人なんですけどね。

日本と比べると、、、

ちなみに日本はどうなのかというと、警察庁が発表した2018年の交通死亡事故発生件数は前年比162人減の3532人で過去最少。人口10万人あたりの死亡者数も2.79人と過去最少でした。さらに2019年上半期(1~6月)は前年同期より185人少ない1418人で、最少記録を更新した。人口10万人当たりの交通事故死者数も1.12人で、前年同期から0.15人減った。タイは10万人当たり約25人ですから、日本の20倍以上ということになります。実に恐ろしい数字です。

とるべき対策は

当たり前のことですが、タイで車を自分で運転する人、運転手付きの社用車を持っている人も、自動車保険に入ることが必須です。そしてドライブレコーダーを必ず付けておくべきです。タイでは当て逃げが多くみられます。

ドライブレコーダーは、後方の映像も撮影できる前後2カメラのものをオススメします。自分が引き起こさない限り、事故のほとんどは後方の車やバイクに衝突されて起きるものです。どちらが悪いか議論になったとしても、後方カメラで撮影していれば証拠になりますし、当て逃げされても動画を警察に提供すれば問題解決に繋がります。逆に言えば、前方だけ撮影していても逃げられたらオシマイということになりかねません。

私はコムテックのドライブレコーダーを付けています。

少々分かりづらいですが、これは後方の映像をモニターで表示しているものです。エンジンを付けると自動で前方と後方の録画を開始し、このモニターに前方の映像が出てきます(1分ほどでモニターは暗くなるので運転の邪魔にはなりません)。またボタン操作で後方の映像を表示することもできます。コムテックの良い点は、前後カメラが夜間にも強い高性能であること、それから広角レンズで幅広く撮影できることですね(360度撮影できるモデルもあります)。

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