タイのゴルフ場は、ゴルファー1人につきキャディー1人が付くルールになっていて、お気に入りのキャディーを指名することもできます。キャディーを指名するとどんなメリットがあるのか、ゴルフ仲間に話を聞いてみました。
どうやってキャディーを指名するの?
キャディーは個別に与えられた番号があり(ユニフォームに刺繍されています)、その番号を予約時に受付に伝えると指名ができます。ラウンドして気に入ったキャディーがいたら、ユニフォームの番号をメモするか、自分のゴルフバッグに付けられた紙のタグを確認してください。ラウンド日と担当キャディー番号が記入されているはずです。
キャディー指名料を受付に支払う必要はありません(*注1)。指名料は、ラウンド終了後にチップとしてキャディーに直接払います。チップの金額は個人の自由であり、いくらが適切というのはありませんが、指名キャディーの相場は500バーツ~でしょうか(*注2)。これに加え、1バーディーにつき100バーツのボーナスを上乗せするゴルファーも多くいます。
予約しない通常のキャディーと比べて、200~300バーツ(約880~1300円)割高になるわけですが(*注3)、果たしてそのメリットはどれくらいあるのでしょう。
(*注1)サムットプラカーン県にあるグリーンバレー・カントリークラブ・バンコクでは、受付でキャディー予約すると手数料として100バーツ掛かります(2024年7月現在)。当ゴルフ場は、キャディーに直接予約すれば受付に支払う必要はないと説明しています。ゴルタイで確認できているのはこの一箇所だけですが、他にもある可能性がありますので、初めて予約する場合は確認することをお勧めします。
(*注2)2024年7月現在の、一般的なパブリックゴルフ場の場合です。キャディーフィーを400バーツから450バーツに引き上げるゴルフ場も近年増えてきていますので(ロイヤル・レイクサイド・ゴルフクラブやグリーンバレー・カントリークラブ・バンコクなど)、今後、指名キャディーへのチップ相場も変わっていくかもしれません。また、名門サイアムカントリークラブのような会員制ゴルフ場では、予約していない普通のキャディーでも500バーツのチップを渡すことが推奨されているところもあります。
(*注3)2024年7月現在のレートです。繰り返しますがチップの金額は個人の自由です。どれくらいが適切かわからない場合は同伴者に聞くと良いでしょう。
指名するとどんなメリットがある?
普段からキャディーを指名予約しているゴルフ仲間に、指名するメリット(本音)を聞いてみました。
友人A
「キャディー指名する理由?そりゃ可愛くて、笑顔で接してくれて、気の利くキャディーとゴルフした方が楽しいからだよ、ハッハッハ」
友人B
「私が指名しているのは、日本語が上手なキャディー。タイ語が苦手なもんで、残り距離やグリーン傾斜の説明がさっぱりわからなくてね。コンペする自分のホームコースで見つけて、それからはずっと同じキャディーを指名してます。それでコンペのスコアも良くなったと思いますよ」
友人C
「私のキャディーは目が凄く良くて、ラフに打ち込んだボールを必ず見つけるんです。なので彼女を指名してから、ロストボールがほとんど無くなった。これはホント有り難い。他のゴルフ場にもこのキャディー連れて行きたいぐらい(笑)」
友人D
「指名キャディーとラウンドを重ねていくと、自分が選ぶクラブを覚えてくれるメリットもありますよね。私はグリーンのアプローチでPWと52度と56度を使い分けているのですが、状況によってどのクラブを選ぶのかキャディーが理解しているので、さっとそのクラブを用意してくれる。これだけでも指名する価値はあると思いますよ」
友人E
「私の指名キャディーは趣味でゴルフをしているので、より的確なアドバイスをしてくれるが良いところ。例えばラフの深さや風向きを考慮してクラブ選択をしてくれたり、グリーンの傾斜も良くわかっている。タイのキャディーはゴルフをしない人がほとんどなので、このキャディーはお気に入りです」
友人F
「とにかく性格が明るくて、ミスショットをしても笑顔で励ましてくれたキャディーを指名するようになりました。ゴルフ場には何百人もキャディーがいて、ほとんどは良い娘だけど、中にはスマホばかりいじってボール見なかったり、不機嫌だったり、無愛想な娘もいるわけですよ。私はそうゆう娘とラウンドすると、ゴルフが全然楽しめないんで。。。」
友人G
「それと、これはゴルフ場のマネージメントの問題なんだけど、早朝にキャディーが集まってないところもあるよね。 こっちの人数は予約時に伝えてあるのに。 そうすると、ずっと待たされるんですよ。それが嫌で指名するようになった人もいるんじゃないかな」
キャディーを指名するメリットは、人によって異なるようです。日本語を話せるキャディーを指名している人は多くいるようですね。ラフに入ったボールを見つけてくれるキャディーは、私も指名してみたい!
そして、【指名しないキャディーに起こり得るデメリット】を回避するために指名している人も少なくないようです。読者のみなさんも、1度くらいはキャディーにガッカリした経験があるでしょう。まぁこれは、いろんな人がいますから、仕方ないことなんですけどね。。。
キャディー指名なんて価値ないよ
それでは次に、キャディーを指名しないグループの話を聞いてみましょう。
友人H
「私はキャディーを指名しようと思ったことがないですね。嫌な思いをした経験もないし、毎回どんなキャディーがつくのか、楽しみにしているぐらいです」
友人I
「私もキャディーで特に嫌な思いをしたことはありませんね。キャディー教育が徹底されたゴルフ場なのか、私が幸運なのか(笑)。グリーンまでの距離はレーザー距離計を使ってますし、ニコニコしながらクラブを持ってきてもらえば、それで良いです」
友人J
「性格の合わないキャディーに遭遇したことはあるけど、特に何も期待してないし、自分も好きなように騒いでゴルフしているから、お互い様じゃないかな(笑)。500バーツも払うなら、食事代にするよ」
友人K
「私はゴルフを始めたばかりなので、 ボール打つだけで精一杯。たくさんチップ払ってキャディーを指名するだけのメリットがありません」
キャディーのことが特に気にならない、高額チップを払う価値がない、というのが指名しない理由としては多いようです。そしてゴルフ初級者は、確かにキャディー指名する価値はないですね。指名するぐらいなら、そのお金を練習場のボール代にした方が良いでしょう。
指名しなくても良いキャディーさんはたくさんいますよ!
以上、キャディーを指名するグループと、指名しないグループの話はいかがでしたか?一般的には、タイのゴルフ場で働くキャディーは明るくて楽しい人がほとんどです。仕事もきちんとしてくれます。だから、ほとんどの人は指名する必要はないと思います。頻繁に行く自分のホームコースがあり、下の写真みたいに応援してくれる気の合ったキャディーと出会ったら、考えてみても良いかもしれませんね。
キャディーとの嬉しい体験、失敗談などありましたら、下のコメント欄にお願いします!
コメント
収入の減ったキャディーで財布から現金を抜き取る輩が出ていると聞きます、その防止としてキャディーをブッキングしております 被害額より保険として安心感ですね
早朝に予約すると、キャディーが集まっていないゴルフ場はありますね。
私が経験したのは、スワンナプーム、バンパコンリバーサイド、タノンなど。。
キャディーを指名していたグループが、私より遅い時間に予約していたのもかかわらず先にスタートして、嫌な思いをしました。
ティーショットのとき、カートから降りずにスマホを見ているキャディーに遭遇したこともあります。カチンときたので、それから自分でクラブを取ってプレーしていたら、機嫌が悪いことに気づいたのか、次のホールからティーイングエリアに笑顔でドライバーを持ってきて、18番ホールまでキビキビと動いてくれました。
単に気が利かない(ボーっとしている)キャディーもいるようです☺
ダメキャディに遭遇!
今まで幸運にも(?)キャディで、
そんなにイヤな事は経験無かったのですが、、今年8月。名門レムチャバンで付いたキャディが大ハズレ!
日ごろ温厚と自負している私でも、さすがに堪忍袋の緒がきれて、ラウンド途中で「もう帰れ!」と怒ってしまいました😅
レムチャバンにクレームしてそのキャディは数日間の出勤停止となったそうですが、中には極めて態度の悪いキャディも居ます。ご注意下さい💧
他ではトレジャーヒルで付いたオバさんが胸をやたらに擦り寄せて気持ち悪かった(笑)
私に「その気が無い」のが分かった後はヤタラと不機嫌でした💦😅
正反対に「純粋にゴルフを楽しみたい」方にオススメしたいのはグリーンウッドのキャディNo.20 名前はมวย(ムァイ)さんだと思います。
ひ孫が居そうな老齢ですが未だ現役。
ゴルフ場の隅々まで熟知しており、他のキャディさん達からも「クン・パー」と親しく呼ばれて人柄も良く、面倒を厭わず、常に数本のクラブを持って付き添ってくれ、(ここはコレで打ちなさい)などと押し付ける事も無く、プレイヤーの意志/選択を尊重してくれる、最高のキャディだと思います😇