【Apple Watchでゴルフ】ULTRAはガーミンを超えたか?

https://www.apple.com/th/newsroom/2022/09/introducing-apple-watch-ultra/

『冒険の時間です。』アップルのウェブサイトには、このメッセージと共に砂漠、氷山、海中で勇ましく活動する人々が演出されています。その中には入っていませんが、実はゴルフも冒険です。えっ?と思われるかもしれませんが、私にとってゴルフは大冒険なのです。大雨や強風はもちろん、気温40度の過酷な環境の中でラウンドすることもありますし、深いラフで苦戦して、バンカーで砂まみれになり、池に落ちそうになったり、蚊や赤アリに噛まれたりしながら、シャンクしてチョロして奇声を上げ、バーディーで飛び跳ねて喜んだりしている。というわけで、冒険好きの私は、Apple Watch Ultraを9月23日の発売日にビッグカメラ有楽町店で手に入れたのでした。

一方で、ゴルフ用のGPSウォッチと言えば、ガーミンが有名です。

https://www.garmin.co.jp/minisite/approach/

ガーミンのGPSゴルフスマートウォッチ「Approach」は、ゴルフに特化して開発されたデバイス。リーズナブルな価格のベーシックモデルから機能満載のフラッグシップモデルまで、幅広い価格帯で商品ラインナップがされています。

https://www.garmin.co.jp/minisite/approach/approach-s62/

2万円台のベーシックモデルでも、ハザードやドッグレッグまでの距離を測る機能が搭載されているほか、ラウンド後のスコア管理、自分のパフォーマンス分析などのソフトも充実。さらに世界中のゴルフコースを無料アップデートしているのも嬉しい点です。

https://www.garmin.co.jp/minisite/approach/

私も過去にガーミンのGPSゴルフスマートウォッチを使っていました。機能的は非常に優れていて満足していましたが、ゴルフ以外で使うことはありませんでした。日常で使えるデザインで、アプリも多いApple Watchの方が実は興味はあったのです。ところがApple Watchは稼働時間が短い。電車も乗れて、買い物も出来て、マップも使えて、睡眠も管理できるのに、翌日までバッテリーが持たない。その点だけが引っ掛かり手を出せずにいました。

その問題が、ついにこのApple Watch Ultraで解決!36時間の稼働時間を実現し、低電力設定にすると最大60時間まで使用できるのです。

果たしてApple Watch Ultraは、ゴルフのGPSスマートウォッチとしてガーミンを超えるデバイスになり得るのでしょうか。じっくり検証していきましょう!

Apple Watch用のゴルフ用アプリはザックザック!

アップルには標準搭載されたゴルフアプリはありません。ゴルフで使うには、まずサードパーティが開発したゴルフアプリをiPhoneとApple Watchにダウンロードする必要があります。サードパーティのゴルフアプリは数多くあり、いろいろ試しながら自分に合ったものを選ぶことができます。

https://apps.apple.com/jp

ゴルフ用GPSアプリの選び方

サードパーティのゴルフ用GPSアプリを選ぶ際に重要なのが、1)どのOSに対応しているか(アンドロイド、アップルなど)、2)スマートウォッチに対応しているか、3)日本語対応なのか、4)海外ゴルフコースが含まれるか、5)無料・有料であるかです。

日本語対応のアプリの中には、日本国内のゴルフ場のみ使用可能なものもありますので、海外でゴルフをする人には向いていません。逆に海外のゴルフコースに対応したアプリには、英語しかないものもあります。そしてサービスの内容が異なる無料版と有料版があるアプリも存在します。有料版アプリは1回払いで永久に使えるものと(買い切り)、月・年額の料金形態(いわゆるサブスクアプリ)があります。

お試しアプリその1:Hole19

初めてのApple Watchなので、基本的な使い方がまだ習得できていない状態でしたが(笑)、まずはHole19というゴルフアプリをiPhoneとApple Watch Ultraにダウンロードしてみました。Hole19は無料版と有料版があり、無料版は以下の機能が使えます。

GPSレンジファインダー:201ヶ国の4万3,000を超えるゴルフコースで、グリーンのフロント、バック、およびセンター、ならびに全ての主要なハザードおよびターゲットからのショットの距離を正確に測定できます。
デジタルスコアカード:全てのラウンドで自分のスコアをトラッキングし、全てのゴルフショットの情報を1ヶ所に保存できます。現在、スコアリングシステムはステープルフォード方式およびストロークプレー方式に対応しています。
Apple Watchに対応 :あらゆるゴルフコースで、GPSで測定した距離を腕元で直接確認できます。
• コースを探す:本アプリに掲載のコース評価やレビューをもとに、プレーしてみたい最高のコースを探せます。
ライブスコアリング:Hole19-LIVEを使えば、他のゴルファーとリアルタイムで競えます。

そして有料版のプレミアムプロ(月額¥650、6ヶ月¥2,600、年額¥4,300)は、ハンディキャップ計算、友達をマッチプレーに誘ってスコアをトラッキング、ドライバーの正確性、パーオン、ショートゲーム、およびパットに関してパフォーマンス統計を表示できる機能などが満載されています。

https://apps.apple.com/jp

スマホには各ホールのマップが表示されますが、Apple Watchの画面には各ホールの番号、そしてグリーンのフロント、センター、バックまでの距離が表示されるシンプルなUIデザインとなっています。

上のサンプル画像は英語ですが、日本語を選択すると日本語で表示されます

しかし49mmのUltraだと画面のほどんどが真っ黒でスカスカ状態(笑)。まぁ使えないことはないですけどね。。。

Apple Watch Ultraの画面は、明るさも史上最大(ピーク輝度は2,000ニト)。直射日光の下でサングラスをしていても、はっきり見ることができました。ゴルフを含む野外スポーツで非常に便利ですね。

距離計測はちゃんとできる?

肝心の距離計測の精度は、どれくらい正確なのでしょう。ゴルフ用レーザー距離計測器 「Pin-Eagle」で測った距離と比べてみました(高低差測定機能はオフ)。

すると最初の計測では、レーザー距離計測器より5ヤードも少ない数値が表示されました。これはおかしい?調べてみると、アプリのGPS計測をiPhoneに設定していたことが原因でした。Apple Watch UltraのGPSで計測するように設定を変えてみると、6回の計測で誤差1ヤード以内が3回、2ヤード以内が3回でした。130ヤード以内はほぼレーザー距離計と一緒でしたので、「チャイダイ(タイ語で使えるの意味)」ですね。Apple Watch Ultraには、高精度2周波GPS機能が搭載されていることが関係しているのかも。

ゴルフ後のバッテリー残量は?

前日の朝8時にフル充電して、その夜に睡眠を記録して、翌日の午前中にGPSを使ってゴルフをして、正午に食事をしたときのバッテリー残量はまだ48%!その日の夜も充電せずに睡眠を記録して、3日目の朝もまだバッテリーは残っていました。これなら週末に遠出してゴルフ合宿しても、充電器を持っていく必要はないですね。一方ガーミンは時計モードで14日間、GPSを使ったゴルフモードも計15時間使えるなど、Apple Watch Ultraとは比べ物にならない稼働時間を実現しています。

お試しアプリその2:Golfshot

次に別のゴルフ場で、Golfshotというアプリを使ってみました。

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Golfshotは、基本的な機能はHole19と似ていますが、ウォッチ画面にも各ホールのコースレイアウトが表示され、スコア記入の操作も簡単で、非常に使いやすいアプリでした。ULTRAの大画面にもこのアプリの方が合いますね。

さらに良い点として、Golfshotはアップルのヘルスケアと連動しています。アプリを立ち上げると、自動でアクティビティに記録されていました。*ワークアウトが2つに分かれているのは、ラウンド中に私のiPhoneに電話がかかってきて、カレンダーなどをチェックしていたことでアクティビティが一時停止したためだと思われます

GolfshotのGPS距離計測機能も正確でした。ただし無料版アプリで計測できるのはグリーンのフロント、バック、およびセンターのみで、自分で選んだポイントの距離計測は有料版($8.99/月、または$49.99/年)が必要です。有料版はその他にもたくさん機能があり、ガーミンのオートショット機能と同様の、ボールを打つとApple Watchがセンサーで自動検出する機能も含まれています。

ゴルフ用GPSアプリの良い点と悪い点

サードパーティのゴルフ用GPSアプリの良い点は、何と言ってもその種類の多さです。いろいろ試して、自分に合ったアプリをきっと見つけることができるでしょう。無料版でも普通にゴルフを楽しむための機能(グリーンまでの距離計測とスコア管理)が備わっているアプリがほとんどです

一方、サードパーティのゴルフ用GPSアプリの悪い点は、スマートウォッチの機種(画面の大きさ)によって表示が微妙に変わってしまうことと、無料版は池やバンカーなどのハザードまでの距離が測れず、十分な機能が揃っていないアプリが多いことです。無料版アプリはレーザー距離計測器の代用にはなりません。

それから有料版アプリのほとんどが買い切りではなく、月額などのサブスクになっているのが個人的に嫌ですね。月のラウンド数は人によって異なりますから、1日(24時間)100円とかで販売すべきです。それなら週1ゴルファーも月1ゴルファーも平等ですし、ゴルフができない冬場は課金されずに済む。そうでなければ、買い切りで販売すべきでしょう。Golfshot有料版が買い切りなら、私は購入すると思います。

Apple Watch Ultraはガーミンを超えるか?

ガーミンの最も大きなアドバンテージは、ソフトウェアとハードウェアを自社で開発・管理していることです。ユーザーは購入した日から、安心して満載された機能とサービスを楽しむことができる。一方Apple Watchはまずゴルフアプリをインストールする手間がかかります。サードパーティが開発したゴルフアプリは種類はたくさんあるものの、海外のゴルフ場情報が含まれていなかったり、無料版と有料版があったりと、選択に頭を悩まされます。さらに有料版をサブスクしたものの、そのアプリ開発会社が突然サービス停止!なんてこともあり得るのです。ということで、使う上での安心感と快適さという点から、現時点の比較ではガーミンに軍配が上がると思います。

しかし今後サードパーティのゴルフアプリがさらに進化し、サービスも改善されれば、ガーミンを追い越すだけのポテンシャルをApple Watch Ultraは持っています(スタンダードのApple Watchも同様)。Apple Watchのユーザー数は2021年に1億人を超えましたし、その中でゴルフを楽しむ人は相当数いるはず。まずは有料アプリの月額をやめて、買い切りか1回100円とかで販売してくれー!

さらにApple Watch Ultraに関しては、アクションボタンを使った機能がゴルフアプリに加わることにも期待したいですね。現在、Apple Watch Ultraの売りの一つであるアクションボタンでできるのはワークアウト、ストップウォッチ、ウェイポイント、バックトレース、ダイブ、フラッシュライト、ショートカットのみ。ゴルフアプリで使うとすれば、例えばボールを打つ前にその場でアクションボタンを押すと、ラウンド後に各ホールのショットをした場所と飛距離がマップで表示されたら面白い。ショットをセンサーで自動検出するオートショット機能はガーミンにありますが、素振りがミス検出されたり、パッティングが検出されないことがたまに起こる。なのでApple Watch Ultraはアクションボタンを押すマニュアル方式で確実に記録するってのはどうでしょう?

https://www.apple.com/jp/apple-watch-ultra/

以上、Apple Watch Ultraとガーミンのゴルフ対決、いかがでしたでしょうか。今回紹介したHole 19とGolfshot以外でオススメのゴルフアプリがありましたら、是非ページ下のコメント欄で共有していただけると嬉しいです。

バンドと文字盤によってガラリと雰囲気を変えられるのもApple Watchの楽しいところですね。販売開始から7年目にして初体験しました笑。個人的な意見ですが、ガーミンにはゴルフ以外のシーンで使用したいと思わせるデザイン性の魅力と機能がApple Watchに比べ足りませんね。

最後に、ガーミンの素晴らしい商品ラインナップをご紹介します(表示価格は2022年12月現在)。

epix Steel / Graphite AMOLED Carbon Gray DLC Ti 

Apple Watch Ultraとガチンコ対決できるのがこれ。AMOLEDディスプレイ搭載で、明るく高精細な表示を実現し、直射日光下でも高い視認性を確保。先進のトレーニング機能、ゴルフを含むスポーツアプリ、ヘルスモニタリング機能で健康管理からビジネスのマネジメントまでサポート。洗練されたデザインと耐久性に優れたボディは、オンでもオフでも様々なシーンで活躍する。ベゼル部分がスチール素材のモデルもあり。

定価132,000円が13%ディスカウントの118,700円!

Approach S62 ゴルフナビ GPS

ゴルフ機能に加えてSuicaも対応。心拍数や睡眠の質を計測できるスマートウォッチとしての機能も満載した上級モデル。稼働時間(時計モード)は14日間、稼働時間(GPSモード)は20時間。

定価81,800円が22%ディスカウントの63,455円!

Approach S42

眩しい太陽光の下でも、ウォッチの情報を見る際に優れた視認性を実現。グリーンビュー機能は手動で自由にピンの位置を調整でき、ガーミンオートショット機能でショットした位置や飛距離を自動で記録します。15時間ゴルフをプレーすることができるほどの長時間稼働で、ゴルフ以外の機能(スマート通知や歩数計など)ライフログ機能を利用できます。

定価43,800円が17%ディスカウントの36,182円!

Approach S12

pproach S12は、ティーオフ時に計測を開始できるように設計されたゴルフウォッチで、スムーズにプレーを進行できます。手元のウォッチだけで、GPSを使ってより正確に距離を測定したり、スコアを記録することができます。

定価32,800円が14%ディスカウントの28,327円!

APPROACH G12 ゴルフ用GPSハンディナビ

リストフリー設計でコンパクトボディ、シンプル機能で使いやすい ストップウォッチ型ベーシックモデル。薄型のGPSデバイスをポケットやゴルフバッグに取り付けると、グリーンまでの距離を一目で確認することができます。

定価27,800円が22%ディスカウントの21,791円!

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