トレランシューズでゴルフ:6ヶ月後のレビュー

林道や登山道などを走るために開発されたトレイルランニングシューズ、通称トレランシューズを履いてゴルフをして6ヶ月が経ちました。ゴルフシューズと比べて良かった点、悪かった点、率直な感想をレビューします。

1)トレランシューズの特徴

トレイルランニングシューズ(トレイルTrailは未舗装路のこと)をゴルフシューズと比較する前に、スニーカーと登山靴と何が違うのかを説明します。まずスニーカーと異なる点は、タフな作りであること。土、草、岩など様々な路面でしっかりグリップが得られるソール形状(突起を踏んだときに足を守る頑丈な板状のプレートがソール内に挿入されたモデルもある)、泥・雨・ホコリにも耐えられて、速乾性に優れた素材をアッパーに採用しています。登山靴もタフな作りでは同じですが、トレランシューズは基本的に走ることを目的に作られているので非常に軽量です(300g前後)。また登山靴はがっつり登山!といったデザインなのに対し、トレランシューズは街で普段履きもできるカジュアルなデザインが多いのも異なる点です。

2)なぜトレランシューズでゴルフ?

ゴルタイ編集Kがトレランシューズでゴルフをすることになったのは、一般のゴルフシューズに自分の足がフィットしなかったのが原因です。トレランシューズの存在を知るまでは、痛みを堪えながらいろんなメーカーのゴルフシューズを履いていました。

今では練習場で履くだけとなってしまった靴たち。どれも素晴らしいものなんですけどね

これらの靴は集めたわけではありません。痛くて18ホール歩けなくなったシューズを練習場専用として使い、新しいシューズを買っていたら、こうなってしまったのです。店のフィッターに見てもらい試履きしたときは全て良かったのですが、実際コースで使うと違いました(フィッターのせいではなく自分の足が幅広なのです)。インソールを変えたり、厚さの違うソックスを履いたり、バンドエイドを貼ったりと、試行錯誤しましたが血豆や水ぶくれができたり、ラウンド後に痙攣が起きることもありました。ついにはゴルフのスコアより足のことが気になって、行く回数も減ってしまいました。

そんなある日、下の衝撃的な画像をネットで発見したのです。アルトラ(ALTRA)の存在を知った瞬間でした。

左が一般的な靴を履いたときの足の形状、右がアルトラを履いたときのもの。一般的な靴は足の指が窮屈に曲がっているが、アルトラの靴は靴の先端が広く、足の指がしっかり伸びている。自分の足と同じシェイプじゃないか!これに間違いないと直感しました。アルトラの特徴については、下の記事”やっと見つけた!最高のゴルフ用シューズ”に詳しく書いていますので、そちらも読んでいただけると幸いです。

私が手に入れたのは、アルトラの中で最も人気の高いトレランシューズ、ローンピーク(Lone Peak 4.5)。これを履いてゴルフを半年してみました。

3)トレランシューズがゴルフに適している点

このシューズがゴルフに適していると感じた点は多々あります。まずグリップがしっかりしている。足全体にスパイクがあり、濡れた岩場でも滑らないよう粘り気のある素材が使われていて、ティイングエリア、フェアウェイ、バンカーでもしっかりと踏ん張ることができます。ゴルフシューズのソフトスパイクより柔らかい素材が使われていて、カート道やクラブハウスではスニーカーで歩いているような感覚。スパイクレスのゴルフシューズより歩きやすいです。

ソールには足を広げたデザイン。実はこのソールには板状のプレートが入っており、山岳で木の枝や石の突起を踏んでも足を守る役目を果たしている。でも履いていてプレートを感じることは全くありません。
矢印は靴の先端に設けられた放水穴。山岳レースでは川を走ることもあり、アルトラは防水より水が入ってもすぐに放水して靴の中を乾かす機能を優先させた。ゴルフだとどうなるのか。。

そして通気性も優れています。通気穴が靴の先端に3つも設けられていて、さらにメッシュのアッパーも通気性は抜群です。地面が濡れているとこの通気穴から水が入ってきますが、スプリンクラー程度の水であればすぐに乾きます。大雨の場合は途中で晴れてもラウンド中に靴の中が完全に乾くことはありません。自宅の下駄箱でインソールを外して置いておけば半日で乾きます。

ゴルフシューズと比べてみましょう。私の所有する中では、アディダスのフォージファイバーの通気性が最も優れていますが、アッパーの生地が厚いからか18ホール歩くと足が蒸れます。一方ローンピーク4.5のアッパーは、キャンプ用のバックパックなどに使われるような薄くて頑丈な素材が使われていて、蒸れることはありません。防水性ではアディダス、通気性ではアルトラですね。

それからもう一つ、私がトレランシューズがゴルフに適していると思う理由は軽量であることです。長距離歩行には、ある程度重さがある靴が適しているという意見もありますが、18ホールスルーで歩く私は軽量の方が快適に感じます。ゴルフシューズのトレンドも軽量化が進んでいて、先述のアディダスのフォージファイバーは370gで軽さを謳っていますが、アルトラのローンピーク4.5は僅か298g登山靴のようなタフな作りになのに柔らかい素材で軽量を実現しているのが凄いところですね。ちなみにミズノの長年のNO1ゴルフシューズ「JENEM」は420gもありましたが、新モデルは70g軽量化して350gになりました(写真下)。「困ったらJENEM選んでおけば間違いない」なんて言われるぐらい有名なシューズでしたが、トレンドの流れに沿って大きく変わりました。これJENUMには見えないけど!

4)トレランシューズがゴルフに適していないと思われる点

いろいろ考えてみたのですが、正直な所、適していない点はありません。「いま売られているゴルフシューズが全てアルトラと同じ先端が広いシェイプになったとしたら買うか?」という質問を自分に投げかけてみたのですが、微妙なところです。ゴルフシューズのボアは脱ぎ剥ぎしやすく便利ですが、アルトアはスニーカーのように履けるのでとくに面倒と感じることはありません。唯一トレランシューズの欠点を挙げるとすればデザインでしょうか。ほとんどのトレランシューズは山岳で映えるような派手な色のデザインが多く、それを嫌う人はいるかもしれません。PGAなどプロのトーナメントでは白のゴルフシューズが最もポピュラーですが、真っ白なトレランシューズは存在しません。なので私はアルトラのロードランニングシューズTORIN 4.5 PLUSH(トーリン4.5プラッシュ)のライトグレーを購入してゴルフでも履いています。これなら白パンと合うし、晴れの日ならグリップも十分!

以上、トレランシューズでゴルフを6ヶ月したレビューを書きましたが如何でしたでしょうか。私は足に問題があり、ゴルフシューズが履けないのでトレランシューズを選びましたが、ゴルフシューズからトレランシューズに変えるべきと推奨しているわけではありません。もし私のように足の痛みに悩んでいる方がいたら、アルトラのシューズをお勧めします。私はこれでゴルフを120%エンジョイすることができるようになりました。

この記事が気に入ったら
いいね!しよう
最新情報をお届けします。
ギア情報
シェアする
ゴルタイ

コメント