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今年最も稼いだクラブはどれ?賞金ランキング別に調べてみた(JLPGA編)

国内女子ツアー2020の最終戦、JLPGAツアー選手権リコーカップは原英莉花が見事優勝。日本女子オープンゴルフ選手権に続くメジャー2連勝を収めました。2020年はコロナ禍の影響を受けて多くのトーナメントが中止または延期となりましたが、その中でも新しいスターがたくさん生まれた年でしたね。まずは笹生優花。いきなり2戦目NEC軽井沢72ゴルフトーナメントと3戦目ニトリレディスゴルフトーナメントを連続優勝し、男子プロ並みの迫力あるドライバー飛距離と繊細なパッティング技術に圧倒されました。

そして古江彩佳や西村優菜、いわゆる”プラチナ世代”の活躍も話題となりました。渋野、原、小祝らなど黄金世代が今年も大活躍するかと思いきや、このプラチナ世代は大健闘でした。今年は賞金女王はなく、今年と来年の成績を合わせて来年度末に賞金女王が決まります。来年の後半戦が非常に楽しみですね。

さて、前置きが長くなりましたが、今年活躍した選手が使ったギアはどんなものがあったのでしょうか。現時点の賞金ランキング20位までの選手が使うクラブを調査してまとめてみました!

この表の作成、実はとても苦労しました。というのも、各選手が使っている最新ギア情報はメディアで報道されていないのです。ゴルフダイジェスト・オンライン(GDO)とアルバ(ALBA)の記事を元に情報収集しましたが、5年前のクラブセッティングが掲載されていたり、クラブセッティング欄が空白になっているものもありました。そこでゴルタイ取材班はトーナメントのテレビ中継の動画をスロー再生しながら、どのクラブを使っているか目で確かめました!しかしクラブがアップで映っている場面は非常に少なく、もしかしたらこの中に間違いクラブがあるかもしれません。また試合によってクラブセッティングを変える選手がいたこともご了承ください。

ドライバーで今年最も稼いだモデルは?

第1位:キャロウェイ・マーベリックシリーズ 5人

第2位:テーラーメイド・M5、SIMシリーズ、ピン・G410シリーズ 各2人

同じメーカーで異なるドライバーを使用しているケースもありましたが、それを入れてもキャロウェイのマーベリックが5人で最多でした。女子プロはキャロウェイ契約選手が多いのも関係していると思いますが、それでも堂々の1位です。

https://www.callawaygolf.jp/jp/

AIの進化で、飛びもやさしさも型破りな領域に。幅広いゴルファーに、安定した飛びをもたらすMAVRIK ドライバー。ビッグバーサーを除けば7モデルもあるんですね。話が少しズレますが、最近のゴルフクラブとiPhoneのマーケティングには類似点がたくさんあるのを知ってますか?まず普通の商品名(例えばiPhone12、マーベリック、ピンGシリーズ、タイトリストTS2-3など)を販売して、しばらく経ってからMAXと付いたモデル(iPhone12 Pro MAX、マーベリックMAX、ピンGシリーズMAX、タイトリストTS1-4)を出すんですよ。アップルは発表時に全モデルを公表しているのでまだマシですが、ゴルフクラブメーカーは予告のない後出しジャンケンをするところもあるので、前出クラブを買ってしまった消費者は不愉快極まりないですよ!

タイでは先月末に20%引きセールが実施されていました。

アイアンで今年最も稼いだモデルは?

第1位:ブリジストン・ツアーB X-CB 4人

第2位:キャロウェイ Xフォージド 3人

第3位:ピン・i210 2人

https://www.bs-golf.com/

このブリジストンツアーB X-CBを使用している選手の名前を聞くと、あることに気が付きます。古江彩佳、渡邉彩香、稲見萌寧、三ヶ島かな。  みんなショットメーカーなんですよ(渡邉は飛ばし屋イメージが強いですが今年はアイアンが良かった)。日本ミッドアマ選手権でもブリジストンのアイアン使用者は毎年多いですし、非常に質の高い商品なんですね。

パターで今年最も稼いだモデルは?

第1位:オデッセイシリーズ 10人

なんと賞金ランキング上位20人中、半分の10人がオデッセイを使用しています。トリプルトラック、トゥーロン、オーワークスなどそれぞれですが、国内女子ツアーにおいて今年最も稼いだパターはオデッセイでした。

第2位:スコッティ・キャメロン 3人

こちらもニューポート2、フューチュラX5などモデルは様々ですが、PGAで定番のスコッティ・キャメロンは女子ツアーでも強い稼ぎ道具になっているようです。

平均パット数の少ない選手が使うモデルは?

ここで、2020年の平均パット数ランキング(1ラウンド当たりの平均パット数)の上位5選手のパターも調べてみました。

1位)勝みなみ:平均パット数28.1892(オデッセイ オーワークス#1)

2位)柏原明日架:平均パット数28.6471(オデッセイ トリプルトラック 2ボール パター)

3位)青木瀬令奈:平均パット数(スコッティキャメロン セレクト ニューポート)

4位)イナリ:平均パット数(オデッセイEXO SEVEN)、

5位)鈴木愛:平均パット数(ピンVAULT ANSER2)

ここでも5人中3人がオデッセイを使用していました(現在は違うモデルを使っている可能性もあります)。パットイズマネー賞はオデッセイに決定!


如何でしたでしょうか。調べるのに結構苦労しましたが、結果は面白いものになりましたね。次回は国内男子ツアーも調べてみようと思いますので乞うご期待!

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