バンコク西部に接するサムットサコーン県で、新たに548人の新型コロナウィルス感染を確認したと報道がありました。タイの民放テレビ全局で19日夜、緊急会見があり、タイ保健省疾病対策局は同県のマハーチャイ市場で働く1,192人を検査し半数に近い548人が感染していたことを明らかにしました。 548人中516人がミャンマー人労働者で、9割が無症状とのこと。この市場では数日前、エビ養殖業者の女性に新型コロナウィルス感染が確認されていました。
これを受けサムットサコーン県当局は、県内の学校、ショッピングモール(飲食店は除く)、映画館、スパ、ゴルフ場、その他の娯楽施設を臨時閉鎖し、午後10時から午前5時まで外出禁止を要請(2021年1月3日まで)。また外国人の同県への出入境を禁止し、タイ人の同県への出入境についても事前にサムットサコーン県に届け出ることを義務付けました。さらに12月1日以降にこのエビ養殖マーケットを訪れた者は14日間自主隔離するよう呼びかけています。
下は、タイ国内で2020年12月19日までに確認された感染者数の推移を示した表です。6月以降は低い数値で推移していましたが、バンコクに住む方も年末年始に向けて十分に気をつけて生活するよう心掛けましょう。
【続報】
12月20日、バンコク都内のバンスー地区に住む78歳の女性が新型コロナウィルスに感染していることが報道されました。この女性は12月1日から11日までマハーチャイ市場へ毎日エビを買いに行き、12日に高熱などの病状を訴え18日に感染が確認されたということです(sourse:Bangkok Post)。
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