いまさらApple Watchバンドのレビューかよ、と思われる方もいるでしょう。ですが今回は『ゴルフに適した』バンドのレビューです。Apple Watchをつけてゴルフ場で100回以上ラウンドした私が、独断と偏見でお勧めバンドを紹介します!アップル純正バンドに加えてサードパーティのバンドも多数試してみたので、少しでも参考になれば幸いです。
まずは純正バンドからいってみましょう。
スポーツバンド
Apple Watch定番のスポーツバンドは、軽量で鮮やかな発色が特徴。スベスベした手触り、伸縮性のあるフィット感は気持ち良く、雨や汗にも強い素材なのでゴルフに適したバンドの一つです。ラウンド後にサッと洗えるのも便利。ただし通気性はないので汗で不快に感じる人がいるかもしれません。
ナイキスポーツバンド
スポーツバンドに通気穴を圧縮成形し、さらなる軽量化と通気性を確保したのがナイキスポーツバンド。肌に接触する面積が少ないので、スポーツで汗をかいても快適さが保てる、、、ようですが、私は鈍感なのでしょう、付け心地はスポーツバンドと同じでした。スポーティーなルックスは良いけれど、ちょっと見飽きた感もあります。
スポーツループ/トレイルループ
ソフトで通気性の良いナイロン製バンド。ゴルフで汗をかいても吸収してくれるので、ドライな付け心地が続いて快適です。ただし気をつけなければならないのが雨。にわか雨なら問題ないですが、豪雨やシトシト振り続ける雨で濡れてしまうとなかなか乾きません。私は替えのバンドをポーチに入れているのでラウンド後に替えましたが、それ以来、雨季のゴルフでナイロン製のスポーツループはあまり使わなくなりましたね。
タイの雨季は6月から10月。ゲリラ豪雨のようなスコールもよくあります。
普段使いやフィットネスなど屋内スポーツには、スポーツループはとても快適なバンドです。アップルのスポーツループはナイロンで織られた生地が2層構造で、ループの肌に触れる側は高い密度があり、クッションのような柔らかさを持ちながら汗による湿気を逃します。
下のNikeスポーツループは、アップルが現在取り組んでいるカーボンニュートラルの商品で、これまでのシーズンの余剰ウーブンナイロンを68%使用して3トン以上の糸を節約したもの。
これまでのNikeスポーツループと比べ、バンドの厚みが若干増して、取り外しのタグが大きくなりスウッシュロゴが付きました。またバックルも独立した形状に進化。色合いも良く、フィットネスで使うお気に入りバンドになりました。
ソロループ
伸縮性のある液状シリコーンゴムを使用して、極上の着け心地を追求した超軽量のソロループ。睡眠や普段使いにはとても快適なバンドの一つですが、ゴルフで使ったことはありません。それは私の選んだソロループのサイズがゆったりめだから。おそらくカートの移動中や、ショット時にApple Watch Ultra本体が動いてしまい、アクティビティがきちんと計測されないでしょう。本体が軽いSeries 10またはSEであれば問題ないかもしれませんが、ソロループをゴルフで使う場合はしっかり腕にフィットしたサイズが必須ですね。
オーシャンバンド
チューブ状の高性能エラストマーで作られているオーシャンバンドは、耐食性のあるチタニウムのバックルとアジャスタブルループはウォータースポーツに適したバンドです。
チューブ状のバンドはとても柔軟性とがあり、多少きつめに腕につけても優しくフィットしてくます。ゴルフカートに乗っているとき、ボールを打ったときにApple Watch Ultra本体がぐらつくこともなく、スポーツバンドに似た付け心地でした。汗にも強いのでゴルフにも十分使えます。バンドの表面がボコボコしていることだけ少し気になりました。
アルパインループ
アルパインループは、軽量かつ頑丈な2層のポリエステル繊維を織り込むことで、縫い目も切れ目もない強靭なバンドに仕上がっており、耐食性のあるチタニウムで作られたG字フックを簡単に通してしっかり装着できるのが特徴。またアルパインループとトレイルループは、福井県越前市の「井上リボン工業」が生産していることも有名な話です。
私にとってゴルフに最も適しているApple Watchバンドは、このアルパインループです。その理由は圧倒的な軽さと、汗をかいてもサラサラした付け心地が快適なポリエステル素材であること。雨で濡れてもナイロン製バンドより乾燥が速いので、不快感になることもありません。フィット感も抜群で快適にゴルフを楽しめる最高のバンドだと思います。
アルパインループはたったの13グラム。Apple Watch Ultra用バンドの中で最も軽く、スポーツバンドやナイキスポーツバンド(色のよって重さが異なるが25~29グラムくらい)の約半分の軽さ。なので時計を付けていることを意識せずにゴルフに集中できるのです。
UAG: SCOUT、CIVILIAN、NATO ECO
純正バンドで満足できない人には、サードパーティという”バンド沼”が待っています笑。サードパーティは、高品質とデザインにこだわったメーカー(UAG、NOMAD、SPIGEN、PITAKAなど)が販売する比較的高価なバンドと、とことんコスパにこだわった中国製バンドのカテゴリーに分けることができます。
UAG(URBAN ARMOR GEAR)は、スマホケースで人気の高いブランドです。Apple Watch用バンドとしてラインナップされているのは、ミニマリズムを追求した高級シリコン使用のSCOUT(写真左)、ワイドでミリタリーテイストのルックスながらシルクのような肌触りのバンドを実現したCIVILIAN(中央)、バンド部分にペットボトルからリサイクルされた高強度RPETナイロンを使用したNATO ECO(右)があります。どれもタフでゴルフに適したバンドです。
SCOUTとCIVILIANは見た目が似ていますが、CIVILIANの方がスベスベな手触りで気持ちが良く、ワイドなバンド幅でフィット感も良いです。
2024年8月現在、CIVILIANは下のニューデザインになっています。
SCOUTは肉厚で非常にタフなバンドでマリンスポーツに最適だと思います。
高強度RPETナイロンを使用したNATO ECOの素材は非常に硬く、最初のうちは付けるのに苦労します。ですが使えば使うほど腕にフィットしてきます。ゴルフで汗をかいてもシリコンバンドのようにベトベトすることもなく、水分を吸収してバンドが柔らかくなることもないので、アウトドア・スポーツに最適のバンドの一つと言えるでしょう。ミリタリーテイストなデザインもお気に入りです。
NOMAD SPORT BAND
NOMADは革製のApple Watch用バンドが有名ですが、ゴルフにお勧めしたいのはSPORT BANDです。FKM(フッ素エラストマー)という、サラサラしているが車のタイヤのようなタフさも感じられる素材で作られていて、軽量と通気性を両立したデザインが特徴です。
ハンドソープでジャブジャブ洗ってもヘッチャラですし(抗菌性あり)、ゴルフの後そのまま仕事に直行してもOKなデザインも良いですね。
タイの定価は2,190バーツ(約9,000円)。日本からは米国の公式サイトから購入するのが最も安いようです(60米ドル)。高価なバンドですが、世界中のApple Watch Ultraユーザーが集まるコミュニティーサイトでこのバンドが絶賛されていて、思わずポチってしまいました。腕のフィット感は抜群、高級感が漂うマットな表面仕上げも非常に美しく、アルパインループに次ぐお気に入りバンドになりました。オレンジやブルーなどのカラバリもありますが推しは黒です。
いま最も注目を浴びているのが、暗い場所で光る下の限定モデル(GLOW)。世界中で売り切れが続出していてトレンドになりそうです。アップル純正バンドにも似たものが出てくるかもね。
SPIGEN Watch Band DuraPro Armor
Apple Watch Ultraユーザーのコミュニティーサイトで話題になっているもう一つのバンドが、このSPIGENのDuraPro Armor。ガツガツ盛りすぎのデザイン(表現が雑ですみません)が好みではないので私は買いませんがゴルフでも使えますね。
中国製バンドってどうなの?
中国製バンドは、アップル純正品バンドのコピー、またはフェイクと一般的に呼ばれることが多いです。間違ってはいませんが、純正バンドにはないカラーバリエーションを展開し、オリジナルデザインのバンドも多種あり、なにより激安なので(いや、アップル純正バンドが高すぎなのだ!)、私は企業努力しているなーと勝手に評価しています。
私が好きなアルパインループは、アップル純正だと1万4800円もしますが、中国製はタイで70~100バーツ(約280~400円)。なんと純正バンド1本の値段で37本も買えるのです!(中国からの送料込み)個人的な意見ですが、サイズ、色合い、手触り、腕のフィット感、全てに関して純正と変わりません。
もちろんルーペでじっくり観察すれば違いはあります。例えばバックルの微妙な角度とか、細かい縫い目とか。2層のポリエステル繊維を織り込む方法も異なるかもしれませんし、耐久性も違うかもしれません。ですが値段は純正バンドの37分の1。下のように爆買いしても、全部で約2360円なんです(グリーンだけアップル純正バンド)。これならほとんどの人が満足するのではないでしょうか。
ゴルフ以外でも頻繁に付けています。色を変えると気分も変わって楽しい。
下の青色のバンドは装着部分がプラスチックで、若干長さと幅が短い。Apple Watch Ultraでも使えますがSeries 9やSE向きですね。タイの価格は70バーツ(280円)。純正バンドの52分の1の値段です!
日本でも1000円を切るアルパインループがamazonで販売されていますね。
先に挙げたNOMAD SPORT BAND限定モデルのような夜光バンドも、中国製はすでに出回っています。7色のカラバリがあって116バーツ(約464円)。このスピードが凄いよね。。
まとめ:ゴルフに最適なバンドとは
私にとってゴルフに最適なバンドは、ラウンド中にApple Watch Ultraの重さを感じさせないもの。付けていることを忘れさせてくれるバンドです。いろいろなバンドを試した結果、そう感じさせてくれるバンドは単に軽量なのではなく、腕のフィット感が深く関係していることに気付かされました。例えばNOMADのSPORT BANDは、バンドの重さが28グラムとアルパインループ(13グラム)の倍以上あるにもかかわらず、抜群のフィット感でアルパインループと似たような軽さが感じられます(個人的な感想です)。
さらに長時間汗をかいたり、雨に降られても装着感が変わらない素材であることも重要です。通気性があり、伸縮性があまりない素材の方がApple Watch Ultra本体をしっかり固定してくれて、18ホール通して快適と感じました。またラウンド後にサッと洗える素材だとさらに良いです。
バンドの素材で比べると、以下のようなランキングになります。
1位:ポリエステル繊維(アルパインループ)
2位:FKM(フッ素エラストマー)(NOMAD SPORT BAND)
3位:高強度RPETナイロン(UAG NATO ECO)
4位:高性能(フルオロ)エラストマー(スポーツバンド、オーシャンループなど)
5位:シリコン(ソロループ、中国製スポーツバンドなど)
6位:ナイロン(スポーツループ、トレイルループなど)
Series 10やSEならチョイスは異なるかも
このレビューに関して1つ説明を付け加えておくべきことがあります。それは61.3gあるApple Watch Ultraではなく、その約半分の重さのApple Watch Series 10やSEでゴルフをしたら、お気に入りバンドは違うものになる可能性があることです。ソロループとかね。また湿気の低い寒い国や地域でゴルフをする場合でも、チョイスが異なってくるかもしれませんね。みなさんもいろいろなバンドを試して、自分に合ったゴルフ用バンドを探してみてください。
*ここでご紹介した内容は全て2024年9月現在のものです。もし記述に間違いがありましたら下のコメント欄によろしくお願いします。
おまけ(1):マグネット付きバンドはゴルフNG?
マグネットが付いたバンドは、方位を表示するコンパスの機能に悪影響を与えますが、GPSを使用したナビゲーションは問題なく動作するので、ゴルフで使っても問題ありません。アップル公式サイトには、Apple 製のレザーリンク、レザーループ、ミラネーゼループ、従来のスポーツループの Apple Watch バンドは磁石または磁気を帯びた素材を使っているため、Apple Watch のコンパスに干渉する可能性があり、2019年9月以降に発売されたスポーツループバンド、全バージョンのスポーツバンドはコンパスに影響しないと記されています。
おまけ(2):人気のプロテクターを付けてみた
『Apple Watch Ultraは最も頑丈で高性能なApple Watchであり、トラック、トレイルや水中の環境にも適応できるように設計されています。ケースには、軽さ、強さ、耐食性のバランスが完璧なチタニウムを採用。フラットサファイアクリスタルを囲むように突起したケースが、エッジへの衝撃から守ります(アップル公式サイトより)』。
そう説明してあるので、購入してから半年以上、保護ケースやスクリーンプロテクターは使わずにいました。しかし先述したApple Watch Ultraユーザーのコミュニティーサイトを見ていると、プロテクターを付けるユーザーは少しずつ増えてきています。ケース全体を覆うタイプに代わり、スクリーンの上から被せる新しいタイプのプロテクターがユーザーの間で高い評価を得ているのです。自分もゴルフカートのフレームにApple Watch Ultraをぶつけた経験があるので(幸い無傷でしたが)、新しいタイプのプロテクターを付けてみることにしました。
まずは100バーツ(約400円)で買った中国製のプロテクターを試してみましたが、、大失敗。Apple Watch Ultra本体の形状とぴったり合わず、プラスチック製のスクリーンプロテクターは指紋だらけになって使い物になりませんでした。そこでコミュニティーサイトで推奨されていたSpigenの「Glas tR Slim Pro 保護バンパー ガラスフィルム」を購入しました。
アルミニウム素材のバンパーとガラスフィルム一体型タイプで、本体ケースの上に被せて装着します。非常に薄型で枠の部分も細く、付けても見た目がほとんど変わりません。価格は2000円以上しますが、それだけの価値がある商品だと思います。
Apple Watch Ultraと同様、バンパーがガラス面より少し高くなっていてディスプレイを守ります。本体と同じ色合いでプロテクションが装着されているが目立たないのも良いですね。
以上、ゴルフに最適なバンドレビューいかがでしたでしょうか。もしよければ、パート1とパート2の投稿も読んでみてください。
オークリーのゴルフ用サングラスが大特価!
世界中のプロゴルファーに愛用されているオークリーのゴルフ用サングラスが大特価になっています!
1)RaderLock
松山や渋野が使用しているモデル。プロフェッショナル感が漂うデザインですね。これはプリズムゴルフレンズ装着のモデル
2)Flak 2.0 XL
目の下までしっかりカバーするXLサイズのレンズが装着されたモデル。オークリーのゴルフ用サングラスの中で最も人気があります。これはプリズムダークゴルフレンズが装着されたモデル。
3)Flak 2.0
Flak 2.0XLと比べスリムで、レンズがフレームの中に収まっているタイプ。オークリーを人気ブランドにさせた代表モデルの一つです。これはノーマルのプリズムゴルフレンズ装着モデル
4)Mercenary
パフォーマンスに根差し、スポーツデザインへの新しいアプローチに包括されたOakley® Mercenaryは、パフォーマンスアイウエアとしての格を上げました。ダブルブリッジ構造とより大きなラウンドシェイプにより作り上げられた、スタイリッシュさが際立ったスタイルは、試合中のパフォーマンスをアップします。
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