タイでコロナワクチン接種

8月に入ってから、在タイ日本人向けの新型コロナウィルス・ワクチン接種が増えてきました。在タイ日本国大使館は、バンコク及びシラチャの8つの協力病院で日本人専用の登録システムを設けており、これらの病院での接種が可能と説明しています。これらの総合病院には日本語通訳がいて、駐在員でも安心して接種が受けられるようになりました。

私の1回目の接種会場は、都内のショッピングセンターでした。タイでは病院に加え、コロナ感染拡大防止策で閉鎖中のショッピングセンターやイベント施設などを接種会場としているのです。午前10時から受付開始で15分前に到着すると、既に多くの人が列に並んでいました。そこで20分ほど待つと、椅子が並べられた待機場所に移されました。

これだけの人がいるのに、異様な静けさと緊張感が。。。

待機場所の椅子に座ると、異様な雰囲気を感じました。 誰一人として口を開かず、この空間がピリピリとした緊張感に包まれていたからです。 彼らはワクチン接種後の副反応に関するニュースを、テレビやSNSで外国人の私より格段に多く聞いているはず。きっと不安なのだろう。何とも思わずやって来た私まで、この重い空気になんだかソワソワしてきました。

しばらくすると係員が一番右端の列に座っていた人達を立たせて、前にあるエスカレーターを上がっていくよう案内しました。残された者たちは固唾を呑んで上階に消えていく人をジーッと見つめます。上は一体どうなっている? 誰もが同じように考えていたと思いますが、静まり返ったまま、誰一人、口を開きません。何度も言いますが、この静けさはホントに異様でした。

15分ほど待つと自分が座っていた列が呼ばれ、エスカレーターを上がりました。そこには別の待機場所があり、右側で10人ほどのグループが血圧検査をしていました。下の写真は待機している全員が、血圧検査している人を眺めている様子です。

全員右側を向いています

5分ほどで自分の順番が来ました。行ってみると血圧計が数台並べてあり、自分で測ることになっていました。 病院では看護婦が血圧検査するのが普通なのに、ここはセルフサービスか!驚かされましたが、英語で使用方法が書いてあったのでそれに従い計測を済ませ、測った腕を消毒して、計測結果と申込用紙を担当者に渡すと、ようやく接種会場入口に行くことができました。

接種会場は待機場所より何倍も広い、明るい空間。いざ足を入れると、係員がパティションで仕切られた場所に私を誘導し、椅子に座ると看護婦が接種して、「終わりましたよー」とニッコリ言われ、係員が医師が待機する別の場所に導いてくれました。あっと言う間の出来事で、写真を撮る時間さえありませんでした。

医師が待機する場所で20分間、様子を見て、私は問題なく会場を出ました。全ての所要時間は45分。 印象に残ったのは、ここで働く医療従事者がみんな笑顔で明るく接してくれたこと。接種者がナーバスにならないよう、意識的にそうしているのかもしれませんね。 感謝です。

2回目の接種も同じショッピングセンターでしたが、前回とは異なり、接種者が少なく会場はガラガラ。係員に誘導された通路を歩いていくと、エスカレーターは上がらず、そのまま1階の接種会場へ通されました。そこで登録を済ませ、すぐに看護婦の前の椅子に案内されました。また機会を逃してしまうと思い慌てて撮影したのが下の写真です。

この後まもなく接種してもらい、15分間様子を見て完了。たった20分で接種を終えることができました。会場の外には宝くじの売り子が並んでいて、ワクチン接種を終えたタイ人が会場で受け取った整理券と同じ番号の宝くじ券を選んでいました。2回目の接種を終えて笑顔が戻り、売り子と会話も弾んでいます。私もそんな気分だったので、久しぶりに買って帰宅しました。

タイで接種されているコロナワクチンの種類

タイ国内でこれまで接種されたコロナワクチンは、シノバック製 、シノファーム製 、アストラゼネカ製 、ファイザー製 、ジョンソン&ジョンソン製 の5種類あります。ジョンソン&ジョンソン製ワクチンはタイのフランス大使館がタイに滞在するフランス人のために輸入したもので、一般には使われていません。またシノバック製ワクチンは、接種後に新型コロナウイルスに感染した医療関係者数が東南アジアで多数出ていて、タイでも敬遠する動きが出ていてます。日本人向けのワクチン接種は、アストラゼネカ製とファイザー製(2021年8月15日現在は60才以上)です。

日本で受けられるワクチン接種もスタート

8月1日から、日本国内に住民票を有しない海外在留邦人等の中で、日本に一時帰国してワクチン接種を行うことを希望する者を対象に、成田空港及び羽田空港においてワクチン接種事業を実施中です。以下は在タイ日本国大使館が8月14日に発信した情報です。


海外にお住まいで日本国内に住民票を有していない方を対象に、8月1日より成田/羽田空港でファイザー製ワクチンの接種事業が行われていますが、8月25日からアストラゼネカ製ワクチンの接種が開始され、事業の対象が以下のとおり拡大されます。詳細は以下の外務省ホームページを御覧ください。https://www.anzen.mofa.go.jp/covid19/vaccine.html

1.海外(タイ)でアストラゼネカを1回接種済みの方
海外(タイ)においてアストラゼネカ製ワクチンを1回接種済みで、何らかの事情や懸念により、2回目の接種を日本への一時帰国時に希望される方は、アストラゼネカが接種できるようになります。
【対象者】
接種時点で満18歳以上
【必要書類】
既にアストラゼネカ製のワクチンの1回目接種を終えており、必要な接種間
隔(注)を満たしていることを示す書類
(注)アストラゼネカ製のワクチンは1回目の接種から4週間から12週間後に2回目を接種することになっています。ただし、最大限の効果を得るためには、8週以上の間隔をおいて接種することが望ましいとされています。
(厚生労働省ホームページ:
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/vaccine_astrazeneca.html )

2.海外(タイ)でワクチンを未接種でアストラゼネカ接種を希望される方
アレルギー等の事情により、mRNAワクチン(ファイザー製ワクチン)を接種することができず、且つ、何らかの事情や懸念により海外での居住地(タイ)でアストラゼネカ製ワクチンの接種を行っていない方。
【対象者】
接種時点で満18歳以上
【注】
この場合は、一時帰国接種事業において、アストラゼネカ製ワクチンを2回接種していただくことになります。1回だけの接種は認められません。

3.海外(タイ)でファイザーを1回接種済みの方
何らかの事情により、居住地での2回目の接種に懸念等を有する場合には、この一時帰国接種事業により、ファイザー製ワクチンを2回目の接種として受けることができるようになります。
【対象者】
接種時点で満12歳以上
【必要書類】
既にファイザー製のワクチンの1回目接種を終えており、必要な接種間隔
(注)を満たしていることを示す書類
(注)ファイザー製のワクチンは、通常、1回目の接種から3週間の間隔で2回目を
接種することになっています。
(厚生労働省ホームページ:https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/vaccine_pfizer.html

4.海外(タイ)でシノバック、シノファームを1回接種された方
1回目の接種で日本では薬事承認されていないワクチン(シノバック、シノファーム等)を接種した方が、日本への一時帰国時において、2回目の接種で異なるメーカー(ファイザーまたはアストラゼネカ)のワクチンを希望する場合には、ご自身の判断により医師と相談の上接種が認められます。ただし、予診の結果、異なるメーカーのワクチン接種が認められないケースもありえますので、予めご承知おきください。
(注)この場合、原則、ファイザーの接種となりますが、mRNAワクチンのアレルギー等がある方は、アストラゼネカの接種も可能です。

申し込み方法
8月18日(水)正午(日本時間)以降、以下の特設サイトを通じて事前に接種予約をする必要があります。 
https://mar.s-kantan.jp/mofa-v-u/

※海外渡航用のワクチン接種証明書の発行について
一時帰国接種事業を利用した場合のワクチン接種証明書(いわゆるワクチン・パスポート)の発行については以下の通りです。
(1)ワクチン接種証明書の発行は、基本的に一時帰国接種事業を利用して2回の接種を行った場合が対象となります。
(2)一時帰国接種事業で2回目の接種のみを受けた場合については、「1回分接種を受けた」ことを証明するワクチン接種証明書が発行されます。
(3)一時帰国接種事業で1回目接種のみを受けることは出来ませんので、1回目接種のみ受ける方に対してはワクチン接種証明書は発行されません。

※一時帰国接種事業は、2022年1月上旬の終了を想定していますので、ご注意ください。

在留邦人及び滞在者の皆様におかれては、引き続き3密(密閉、密集、密接)の回避・マスクの着用・手洗い等の励行に努め、感染予防に努めてください。なお、邦人の感染情報がありましたら、お手数ですが当館に御一報ください。

○外務省海外安全ホームページ
https://www.anzen.mofa.go.jp/
○在タイ日本国大使館ホームページ
https://www.th.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html
○タイ保健省 疾病管理局(Department of Disease Control)
https://ddc.moph.go.th/viralpneumonia/eng/index.php
○厚生労働省ホームページ
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000164708_00001.html
〇厚生労働省(水際対策に係る新たな措置について)
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00209.html
○厚生労働省(日本における水際対策の抜本的強化に関するQ&A)https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/covid19_qa_kanrenkigyou_00001.html
○厚生労働省(新型コロナウイルスに関するQ&A)
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/dengue_fever_qa_00001.html
○厚生労働省(感染症対策の基本)
https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/000593493.pdf
○TECOT(海外渡航者新型コロナウイルス検査センター)(経済産業省)
https://www.tecot.go.jp/

(問い合わせ先)
○在タイ日本国大使館領事部
電話:(66-2)207-8500、696-3000
FAX:(66-2)207-8511
所在地: 177 Witthayu Road, Lumphini, Pathum Wan, Bangkok 10330
(ウィタユ通り、ルンピニー警察署とMRTルンピニー駅のほぼ中間)


タイで手に入らないゴルフ用品は、日本のオンライン・ショッピングで!

ゴルフ場閉鎖で休日ゴルフがなくなってしまい、退屈な日々が続いていますね。この間に、自分のゴルフ道具をアップグレードしませんか!タイでは手に入れにくいものでも、日本のアマゾンやGDO(ゴルフ・ダイジェスト・オンライン)を使えば、簡単に買うことができます(アマゾンは海外配送サービスがあり、GDOでの購入は転送コムなどの海外配送業者サービスを利用すれば海外へ配送することができます)。以下はGDOの売れ筋ランキングですので、これを参考に最新ギアを手に入れましょう。オンライン・ショッピングはとても楽しいですよ!

海外でアマゾンを使ったことがない人は以下を参照してください。

ゴルタイのSNSをフォローしよう

ゴルタイのフェイスブックツイッターでは、このサイトには掲載しない様々なタイのゴルフネタを毎日発信しています。是非フォローして最新情報をゲットしてください。

コメント