長期ツーリストビザを取得した最初の団体観光客39名が上海からタイに到着したのが10月20日(写真上)。最終PCR検査で陰性が確認された者は、いよいよ明日から渡航先のプーケット、そしてそれ以外のタイ国内を自由に旅行できるようになる。
彼らが取得したビザはSpecial Tourist Visaと呼ばれ、入国日から14日間は指定場所で隔離されPCR検査を合計3回受けること、保険に加入することなどが発券の条件となります。滞在期間は90日間ですが、さらに延長を望む者は最長で180日延長することができ、合計270日間タイに滞在できるという名前通りのスペシャルビザなのです。
報道によると、第2組目のグループ(147名)も既に中国からタイに到着していて隔離中。さらに第3組目(120名)の渡航も決まっているとのこと。現在は中国からの観光客のみですが、日本を含む他の国も拡大していくようです。
この中国から訪れたグループは、全員が同じコロナウィルス対策用の特別旅行プランに申し込んでいる。料金は一人当たり173,550バーツ(約58万円)。内訳は片道航空券、政府指定の5つ星ホテル14日間滞在費(3食付き)、保険、PCR検査費(3回分)。これをパスすれば、自分で選んだ滞在先で、最長9ヶ月間もタイに滞在することができます。これだけ高額で14日隔離されてもタイを訪れるのはお金に余裕のある方々でしょうから、冷え込んだタイ経済をきっと潤してくれるはず。観光関係者からの期待は大きい。
ちなみに現在Special Tourist Visaを申請できる国は以下のとおり。中国、日本、マレーシア、オーストラリア、ニュージーランド、シンガポール、香港、マカオ、デンマーク、フィンランド。
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