タイ保健省は15日、新たに188人の新型コロナウィルス感染者が確認されたと発表しました。このうち154人がタイ国内、34人が海外から入国した者から確認され、国内で最も多かったのはサムットサコーン県の47人で、バンコクは34人でした。タイ国内で確認された感染者の累計は11,450人となり、72.3%に当たる8,288人が完治したとのこと。今週確認された陽性者1,397人は先週の2,674人から半減しており、感染拡大のスピードは若干収まったとしています。
一方で、ゴルフ場で陽性者が確認されたケースが2021年になってから相次いで報告されています。いずれもゴルフ場で感染したものではなく、別の場所で感染し、症状が出る前にゴルフ場でラウンドして、後日に体調が悪化して陽性確認されたというものです。ゴルフ場はタイ保健省のガイダンスに従い、当日接触した可能性のあるキャディーおよび従業員のPCR検査と14日間の隔離、そしてゴルフ場内の消毒・除菌作業を実施して対応しています。ほとんどのゴルフ場は営業を継続していますが、チョンブリ県のグリーンウッドゴルフクラブ(Greenwood Golf Club)は14日間臨時休業の処置を取りました。
臨時休業中のゴルフ場
1月15日現在、以下のゴルフ場が臨時休業となっています。
【サムットサコーン県】
ベストオーシャンゴルフ(Best Ocean Golf)
エカチャイゴルフ&カントリークラブ(Ekachai Golf & Country Club)
*同県のゴルフ練習場も臨時休業
【チョンブリ県】
グリーンウッドゴルフクラブ(Greenwood Golf Club)→1月18日より営業再開を発表
【ラヨーン県】
ワンジャンゴルフパーク(Wangjantr Golf Park)
イースタンスターカントリークラブ&リゾート(Eastern Star County Club & Report)食堂は営業中
セントアンドリュース2000(St Andrews 2000)
ラヨーングリーンバレーカントリークラブ(Rayong Green Valley Country Club)
シルキーオーク2010カントリークラブ(Silky Oak 2010 Country Club)
エメラルドゴルフクラブ(Emerald Golf Club)
営業中のゴルフ場は入口でゲストの検温・消毒をして、クラブハウス内でのマスク着用と密を避けることを要請しています(キャディーはラウンド中もマスク着用)。カートは消毒・除菌され、キャディーとプレイヤーの間に敷居が設けられています。ロッカールーム(シャワー)とレストランの使用を禁じたり、テイクアウトのみ営業しているところもあります。
バンコクではどんな影響が出ているか
バンコクのレストランは、1月5日から午後9時から午前6時まで店内での飲食を禁じ(テイクアウトのみ)、店内での酒類及びアルコールを含む飲み物の販売も禁止されています。デパートやスーパーマーケットなど、全ての商業施設は入口で検温・消毒をしていますが、営業時間の短縮はないようです。学校など教育機関は休校し、リモート授業が行われています。タイ政府から発表された決定事項は下の記事を参照してください。
新型コロナウィルス接触確認アプリ「MorChana」
新型コロナウィルスの危険管理エリアに指定されている5県(サムットサーコーン県、チョンブリ県、ラヨーン県、チャンタブリ県、トラート県)では、外国人が越県移動をする際にパスポート、ワークパーミット、移動許可書、そしてモーチャナ「MorChana」と呼ばれる新型コロナウィルス接触確認アプリのインストールと登録(スマホ保持者のみ)が義務付けられています。
このアプリは利用者が増えれば増えるほどコロナウィルスの追跡が敏速になり感染拡大防止につながることから、政府は上記の5県以外でも使うことを推奨しています。この機能とダウンロード&登録の仕方は以下の記事を参照してください。
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