タイのコロナ感染状況とゴルフ施設(ワクチン証明はまだ必要?)

タイ保健省は2021年9月13日、新たに1万2583人の新型コロナウィルス感染者が確認されたと発表しました。このうち1万1232人が国内の新規陽性者、1177人が隔離期間中の帰国者、163人が刑務所の受刑者、11人が海外からの入国者でした。これによりタイ国内で確認された陽性者の累計は139万4756人(うち124万8158人が回復、13万2113人が治療中、1万4485人が死亡)となりました。国内の1日当たりの新規感染者数は8月下旬から継続して減少しています。

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日本人が多く住む地域も、新規感染者は減少傾向にあります。8月に1日当たり4000~5000人だったバンコクは、現在3300~3500人で推移。サムットプラカーン県やチョンブリ県は1000人以下の日もありますが、工場などでクラスター感染が発覚して人数が増える日もあります。

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減少していることは事実ですが、近隣国と比べると、感染者数は依然として非常に多いのが現状です。下の表は、東南アジア諸国におけるコロナ感染状況( 2021年9月12日時点)。タイ国内の1日当たりの新規感染者数は、フィリピン(2万1441人)、マレーシア(1万9550人)に続き3番目に多く、国内の累計陽性者数は4番目に高い数値となっています。

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9月末まで規制処置は継続

在タイ日本国大使館によると、新型コロナ政府対策本部(CCSA)は国内での各種活動および人の移動に係る規制措置を9月30日まで継続して適用することを決定しました。

【最高度厳格管理地域(ダークレッドゾーン)に指定されている29都県】
バンコク、パトゥムタニ、サムットプラカーン、サムットサコン、ノンタブリ、ナコンパトム、チャチュンサオ、チョンブリ、アユタヤ、ナラティワート、パッタニー、ヤラー、ソンクラー、ナコーンナーヨック、ナコンラチャシマ、プラジュワブキリカン、カンジャナブリ、プラジンブリ、ペッチャブリー、ペッチャブン、ラヨーン、ラチャブリ、ロッブリ、シンブリ、サムットソンクラーム、サラブリー、スパンブリ、アントン、ターク

最高度厳格管理地域での規制処置
(1)夜間外出禁止令(午後9時から翌朝午前4時までの外出禁止)を継続。
(2)学校及びすべての教育機関における各種活動は、教育省や感染症委員会の許可が必要。
(3)飲食店およびレストランは、午後8時まで店舗での飲食を認める。但し、アルコール飲料の提供は禁止する。空調のある屋内では収容率50%まで、空気の循環が十分な屋外では収容率75%までの営業を認める。百貨店等の敷地内で営業する飲食店およびレストランについても、同様の基準を適用する。
(4)美容関連施設(美容院)は、事前予約制とし、店舗滞在時間は一人1~2時間とする。
(5)健康増進施設(マッサージ店)は、事前予約制とし、足マッサージに限る。
(6)市場の営業は、一般的な日用品の販売に限り、午後8時まで営業を認める。
(7)百貨店等について、午後8時まで営業を認める。
(8)公園、運動場、競技場、競技用および娯楽用プール、公共遊泳施設、屋外運動施設、屋内運動施設は、午後8時まで営業を認める。
(9)集団活動の上限を、25名未満とする。
(10)最高度厳格管理地域(ダークレッド・ゾーン)から他指定地域への移動は、必要不可欠な場合に限り認める。
(11)公共交通機関の運行は、従来の輸送能力の75%を上限とし、乗客の物理的距離を確保するよう、運行時間、間隔を設定する。
(12)事業所における最大限の在宅勤務を推奨する。
(13)学習塾、映画館、遊技場、ウォーターパーク、プール、フィットネス、ゲームセンター、インターネット店、宴会場および会議場の営業を禁ずる。

ゴルフ場は営業再開!ワクチン接種証明書が必要に

2021年9月1日より、上記29都県の全てのゴルフ場と屋外練習場の営業が許可されました。ところが手放しでは喜べないことが。。。ワクチン接種証明書の提示を求めるゴルフ場があったのです。 ゴルファーたちは慌てて「mor prom」というアプリをスマホにダウンロードし、接種した病院から渡されたカードに記されたID13桁と電話番号を登録してワクチン接種証明書を用意しました。このとき在タイ邦人の多くはワクチン接種がまだ1回でしたが、このアプリは接種1回だけでも接種証明を表示することができ、またゴルフ場側がアストラゼネカ製ワクチンは1回のみでも良いとしたことで、入場拒否などの問題は起きずに済んだようです。

ワクチン接種をまだ1回も受けていない人、接種を希望しない人、体質などで接種できない人については、ゴルフ場で対応が異なっています。抗原検査キット(ATK)による陰性証明書(テスト日から7日以内のもの)を提示すれば良いとしているところもあれば、ゴルフ場の入口でテストを受けなければならないとしているところもあります。テストを受ける場合、ゴルファーは予約時間の30分から1時間前にゴルフ場に到着し、ゴルフ場で販売しているATK(200バーツくらい)を購入しなければなりません。ゴルファーが未使用のATKをゴルフ場に持参して、テストだけする(手数料100バーツくらい)ことを容認しているゴルフ場もあります。

抗原検査キット(ATK)

ワクチン接種証明書・陰性証明は、今後しばらくは必要になると思われます。外国人旅行者が隔離なしでバンコクを訪れてゴルフ場でプレーするようになっても継続されるのではないでしょうか。それと並行して、接種証明書の有効期限をどうするか議論されることになるでしょうね。2回接種しても半年後には効果が半減するというニュースも聞きますし、ワクチンの種類によって有効期限が異なる可能性も考えられます。そして陰性証明についても、毎回自費でテストしなければならないのは不公平であるとの声が上がっています。これはゴルフ場に限らない、難しい問題です。

それから2021年9月13日現在、コロナ感染予防策としてレストランやシャワー室の利用を禁じたり、バスタオルの提供を中止しているゴルフ場が多く見られます。これらの規制も月末まで継続されるでしょう。一応、予約時に確認することをオススメします。

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